【無資格ではできない!?】ホームヘルパーに必要な資格と安く取得する4つの工夫

ホームヘルパーとしての仕事を始めてみたいけど無資格でも出来るのかな

今回は無資格でもホームヘルパーとして働けるか紹介していきたいと思います。

この記事を読んでわかること

  • ホームヘルパーが無資格でも可能かわかる
  • 初任者研修を取得する必要な期間や費用がわかる
  • 安く取得するための方法がわかる
  • 無資格でもできる介護の仕事がわかる

私はこんな人です

ぶんぶん

介護福祉士の資格を取得し現役で介護の仕事をしております。特別養護老人ホーム、介護老人保健施設など様々な施設形態を経験しております。
過去にはリーダー経験もあり無資格・未経験の新人指導なども行っておりました。

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実際にホームヘルパーとして働いた経験もあるので信頼性はあると思います。

訪問介護(ホームヘルパー)は無資格でも出来るの?

結論としてホームヘルパーは無資格では出来ません

介護が必要な人の自宅に訪問してサービスを提供するホームヘルパーは介護保険内の仕事をするために「介護職員初任者研修」が必要です。他にも「介護職員実務者研修」「介護福祉士」を取得していても行うことができます。

介護職員初任者研修」は介護の基礎的な知識やスキルを学ぶ資格で無資格の介護経験者が最初に取得を目指すことが多い資格です。

介護職員初任者研修を取るために必要な期間や費用は?

資格取得のために必要な期間ですが最短で取られる方であれば約1ヵ月。仕事をしながら週1〜2回のスクーリングであれば約3〜4ヶ月で取得できます。

費用は地域によって5〜9万とばらつきがありますが、研修内容は厚生労働省で定められているため安いからと言って研修内容に変わりはありません。

介護初任者研修は約130時間の研修と最後に修了試験に合格することで取得することができます。

合格率はほぼ100%で落とすための試験というより研修内容を確認するための試験になります。

取得方法として通学と通信の2種類がありますが、通信で行える学習は40.5時間と決まりがあり通信だけでの取得はできず実技演習などのために通学が必要です。

定期的に通う必要があるため遠くのスクールを選んでしまうと交通費など追加で費用が増える可能性もあり安易に安いところを選ぶと失敗します。

転職エージェント会社が運営している研修であれば取得後の転職のサポートまで行っているところもあります。

いくつかの資料を取り寄せて自分の状況にあったスクール選びがおすすめです。

介護初任者研修を取得するために

・必要な期間… 最短で1か月
        週1~2日のスクーリングの場合 3~4か月

・必要な費用… 受講費用5~9万円
        スクーリングのための交通費

安く取るための工夫

資格を取得するためとはいえ、数万円をかけるのはなかなか大変ですよね。

実は以下のような事を利用することで安く取得出来たり条件はありますが無料で取得することが出来るんです。

初任者研修を安く取得できる4つの工夫

  1. スクールの割引のタイミングを利用する
  2. 就業先の資格取得支援制度を利用する
  3. 転職エージェント会社を利用しそのまま就職する
  4. ハローワークの職業訓練校を利用する

スクールの割引のタイミングを利用する。

スクールによっては時期によって割引を行っているところもあります。また、場所によって友達紹介割引もあり誰かと一緒に受講する場合には利用すると安く取得することができます。

就業先の資格取得支援制度を利用する

現在介護施設で働いている方であれば職場に資格取得支援制度として受講料の一部を会社が負担してくれるところもあります。実際に受講することになればシフトの調整なども必要になるため職場に確認してみるといいと思います。

転職エージェント会社を利用しそのまま就職する

転職エージェント会社としては研修終了後そのまま会社紹介の職場に求職する場合であると割引してくれる制度があります。資格取得後そのまま新しいところで働きたいと思っている方であれば利用してみるといいですね。

ハローワークの職業訓練校を利用する

現在失業中などであればハローワークの資格取得支援を利用し無料で取得することもできます。条件や倍率も数倍あるため、利用する方はハローワークに確認してみましょう。

ホームヘルパーの仕事内容

ホームヘルパーとして働く際には主に身体介護・生活援助の2つの仕事があります。

具体的には以下のような仕事です

 身体介護

  • 食事介助…自分で食べることが困難な人への食事の支援
  • 入浴介助…自宅の風呂での入浴の準備や安全確認など
  • 身体整容…髭剃りや頭髪の乱れを直す
  • 更衣介助…着替えの支援
  • 外出介助…外出する際の移動などの支援
  • 体位変換…寝返りなどの向きを変える支援
  • 排泄介助…トイレへの誘導や声がけの支援
  • 歩行介助…歩行するときにふらつきなどによる転倒しないか安全確認など
  • 清拭…温タオルなどにより身体を清潔にする支援

 生活援助

  • 掃除…茶の間や寝室などの家の掃除
  • ゴミ出し…収集日に合わせてゴミ出し
  • 洗濯…洗濯・干す・たたむ・収納など
  • 料理…家にある食材などにより調理をおこなう
  • 買い物…洗剤や食材などの生活に必要な買い物の代行
  • ベッドメイク…シーツの交換・布団の上げ下げなど

以上のような仕事を利用者に合わせて15分~数時間などの時間ごとに対応していきます。

詳しく知りたい方はこちらで書いてます

他にもホームヘルパーが有利になる資格

ほかにもホームヘルパーの方であれば取得しておくと有利になる資格があります。

  • 実務者研修
  • 介護食アドバイザー
  • 重度訪問介護従業者養成研修

実務者研修

実務者研修は初任者研修の内容に加えさらに専門的な介護知識や技術を学ぶことができます。ホームヘルパーの仕事の中ではサービス提供責任者になるうえで必要となり、介護福祉士の資格を取る際にも必要となるためより上を目指す人にとっては必要な資格になります。

介護食コーディネーター

介護食コーディネーターは本来は栄養士・管理栄養士が高齢者の方に向けた食事の作り方や知識を学ぶ資格です。しかしホームヘルパーの仕事の中では調理もある為取得しておけば他の職員よりも一段階上の利用者様に向けた食事を作ることができます。

重度訪問介護従業者養成研修

重度訪問介護従業者養成研修は重度の身体障害や知的障害、精神障害により常に介護を必要とする人にサービス提供する「重度訪問介護」の知識、技術を学ぶ上で必要な資格です。

初任者研修でも重度訪問介護を行うことは可能ですが初任者研修では学ばなかった喀痰吸引や経管栄養などの医療的ケアの技術を学ぶことができ、重度訪問介護を考えている方であれば必須な資格となります。

まとめ

結論としてホームヘルパーは無資格では出来ない仕事です。しかし、介護の仕事をしていくことを考えている方であれば介護初任者研修はスキルアップのためにも取得して損はないと思います。

実際に取得することにより資格手当などにより給料も少し上がることもありメリットも多々あります。

気になる方は受けて見たらどうでしょうか。

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